環境配慮製品 PUR製本の糊の特徴
※本記事はPUR製本について言及しておりますが、通常のお見積もりページとは別の窓口で承っています。
ご相談は下記よりご連絡くださいますようお願い申し上げます。
昨今は印刷物も環境に優しいものが増えています。
特に、会社案内や統合報告書、アニュアルレポート、カタログなどの商業印刷は、環境配慮をしている企業だということを示す重要性が増しています。
PUR製本とは?
無線綴じの背表紙の部分をよく見てみると、ボンドのようなやや白濁したものがついているのが見えます。無線綴じはこのボンドのような薄い層が表紙と本文を固定しています。
通常の無線綴じは、EVA(Ethylene Vinyl Acetate)系ホットメルトという糊が使われていますが、それをより高性能な新しい「PUR(PolyUrethane Reactive)系ホットメルト」に変えたものがPUR製本です。
環境に優しいPUR(PolyUrethane Reactive)系ホットメルトの特徴
PUR系ホットメルトの特長は、丈夫で省エネルギーで環境に優しいことです。
従来のEVA系ホットメルトと比べると接着強度は2倍以上です。つまり少ない量でもしっかり本を固定できるので、糊を使用する量を減らすことができます。そして糊を溶かす際のエネルギーも少なく済むので、省エネにも貢献できます。
また、耐熱・耐寒性にも優れているため、長期保存しても糊が溶け出したりページが剥がれたりする心配がありません。数十年前の古い本などは、糊が熱で溶けてベタベタになったり、ページが抜け落ちたりしますが、PUR製本なら経年劣化を防ぐことができます。
この性質は、古紙リサイクルの際にも有利です。
従来の糊は紙を溶解させる際に一緒に溶けてしまって古紙リサイクルの障害になっていたのですが、PUR系ホットメルトは一度固まると高温の環境でも溶け出しません。
古紙の回収においてパルプと100%分離が可能です。
環境配慮だけでなく、読みさすさも大幅に向上
使用する糊の量が少ないので、本が開きやすく、読みやすさが大幅に向上します。大事な写真やデザインがノドに隠れて見えない、ということが起きにくくなります。
PUR製本の取扱店
従来の糊に比べると保管が難しくやや割高で、専用ラインも必要となるため、通常の無線綴じとは納期や価格が少々変わります。
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オンラインで気軽に注文できる印刷所はやや少ないのが現状ですが、高い性能と環境配慮の観点から、普及が進んでいくと考えています。
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