投稿日:2022.09.06

クラウドファンディングで本を出版|手数料や成功率、リターンのアイデア

今、「本を自費出版したい!」という方の間では「クラウドファンディング」が話題となっています。「クラウドファンディング」という言葉にあまり馴染みのない方も多いかもしれませんが、うまく活用すれば少ないリスクで自費出版の資金を集めることができる画期的なシステムです。

 

この記事では、「自費出版に興味はあるけど、クラウドファンディングのことは何も知らない」という方、「出版費用の資金集めにクラウドファンディングをやってみたい」とお考えの方へ、自費出版を行う際のクラウドファンディングの活用法について解説いたします。

 

そもそもクラウドファンディングってなに?

クラウドファンディングとは、プロジェクトの立ち上げを望む個人や法人に対して、不特定多数の人がインターネットを通じて資金提供を行って支援するシステムのことです。「クラファン」と略して呼ぶこともあります。

 

自費出版の場合なら、「こんな本を出したい!」と考える著者に対して、その内容に興味を持ったり、共感した人達が資金提供を行います。

 

現在、日本には25をこえるクラファンサイトがあり、最大手のCAMPFIREは590万人もの利用者数を誇ります。ネットニュースやテレビ番組で取り上げられることも多く、日本でも着々と市民権を得つつある資金調達方法といえるでしょう。

 

クラウドファンディングの資金調達、2つの方式

クラウドファンディングを使った資金調達の仕組みには、「All or Nothing方式」「All in方式」の2種類があります。

All or Nothing方式

「All or Nothing方式」は目標金額を設定し、期間内にその金額を達成した場合のみ提供された資金を受け取ることができます。

All or Nothing方式

All in方式

「All in方式」は、目標金額に達しなくても期間内に得た資金を受け取ることができます。

All in方式

 

自費出版にはAll or Nothinng方式がおすすめな理由

一見、いくらかでも確実に支援金が得られる「All in方式」の方が良いように思われますが、「All in方式」は目標金額に届かなくても何らかの形で支援者にリターンを返さなければならないコストをかかえてもいます。

 

クラウドファンディングにおける支援者へのリターンについては後に詳しく触れますが、自費出版をお考えの方ならばまずは「All or Nothinng方式」で出版資金を募ることをおすすめします。

 

 

クラウドファンディングにかかる手数料は?

こういったサイトを利用する際、まず気になるのがコスト面ですが、クラウドファンディングは原則として着手金が必要ありません。

 

はじめる時にはお金がかからず、目標金額を達成した時のみ、決められた手数料を運営会社に納める形式でクラファンサイトは成り立っています。

 

手数料はサイトによってまちまちですが、集まった金額の5~10%程度と考えておけばよいと思われます。

 

 

クラウドファンディングのリターン形式

着手金がいらない点では気軽に始められるクラウドファンディングですが、資金を提供してくれた支援者に対して何らかのリターンを返す必要があります。

 

クラウドファンディングにおけるリターン形式は大きく「購入型」「寄付型」「金融型」の3種に分けられます。

購入型

国内では最も一般的なリターン形式です。支援者に対して、プロジェクトの発起人が支援金に応じた商品やサービスを提供します。

 

寄付型

寄付として支援金を募る形式です。プロジェクトの経過や発起人の活動報告などが支援者へのリターンとなります。

金融型

支援者に対して、お金や株式でリターンを提供する形式です。クラファンサイトを通して支援者がお金を貸し付ける「貸付型」、プロジェクトの実施に際して個人の投資家から出資を募る「ファンド型」、非上場企業の株式をリターンとして支援者が受け取る「株式型」の3つが存在します。

クラウドファンディングのリターン形式

 

本の出版でのリターン、アイデアと事例

クラウドファンディングを活用した自費出版をお考えの方なら、基本的にリターンは購入型で行うことになります。

 

リターンの内容については、まずは出版された著書の送付があげられるでしょう。

ただ本を送るだけでなく、「発売前に本をプレゼントする」「著者の署名や支援者に向けたメッセージを入れる」「支援者の名前を記載する」など、何らかの形で付加価値をつけてみるのもおすすめです。

 

そのほか、実際にクラファンサイトで支援者を募っている自費出版希望者のページを見ると

 

  • 著者のスキルをいかしたカウンセリング、美容施術、ショートムービーの作成などのサービス提供

 

  • 著者やゆかりの人物が出演するトークイベントや食事会への招待

 

  • 著者の経営する会社やお店のサービスを規定回数分利用できる権利

 

  • 著書にまつわるオリジナルグッズの提供(Tシャツやアクセサリー、文房具等)

 

などなど、実にさまざまな形でリターンが提供されています。

 

著書や著者に何らかの関連があればリターンの内容に特に細かい制限はないので、その本を書くことになった経歴や経験、知識やヨコのつながりなどを総動員して、より魅力的なリターンを考えてみましょう。

 

 

クラウドファンディングの成功率

クラウドファンディングの仕組みやリターンについて述べてきましたが、「本当にクラウドファンディングで出版の資金が集まるのかな」と疑問をもたれた方もおられるかもしれません。

 

日本におけるクラウドファンディングの成功率は30%ほどといわれています。

最大手クラファンサイト「CAMPFIRE」が公表している成功率は36%となっています。

 

クラファンサイトによっては80%以上の成功率を公表しているところもあり、クラウドファンディングを使った資金集めは、システムの認知の広がりにともなって、十分現実的な方法となってきました

 

書籍・雑誌出版では50~60%ほど

ちなみに、「CAMPFIRE」で書籍・雑誌出版カテゴリを見ると、ビジネス書や絵本、小説、写真集など50~60%ほどの利用者が目標金額を達成している印象です。

 

この数字から見る限り、自費出版とクラウドファンディングの相性は決して悪くないといえるのではないでしょうか。

 

 

クラウドファンディング成功のコツ

発信を続ける

クラウドファンディングを成功に導くには、常に自分から活動の内容を発信し続けなくてはなりません。

 

  • 本の内容や書くに至るまでの経緯を詰め込んだプロジェクトページの作成
  • 支援金の使い道に合わせた現実的な目標金額の設定
  • 魅力的なリターン内容の考案

 

いずれも大切なことですが、これらは始まりに過ぎません。

例え本の内容がどれほど素晴らしくとも、不特定多数に向けて自らの活動を発信し続けるスタンスを持てなければ、成功の望みは薄いといえます。

 

「今回のクラウドファンディングに失敗したとしても、後々までついてきてくれるようなファンを一人でも多くつくる」

そんな気概をもってプロジェクトに臨むことが、成功への第一歩です。

 

SNSやYouTube、ブログ、コミュニティプラットフォームなど、著者や著作について情報を発信したり、コミュニケーションする場をフル活用して、興味をもってくれる人たちとの接点を作っていきましょう。

プロダクトより大切な「人」

もう少し具体的な話をすると、現在身近なところに一定数のファンを持っているような人はクラウドファンディングに成功しやすい傾向にあります。

 

なぜかというと、一般的にクラウドファンディングの世界では、プロジェクトの発起人個人に興味のある人とプロジェクトそのものに興味を感じる人なら、前者の方が積極的に支援に参加してくれやすいといわれているからです。

 

すでに身近なファンを持つ人は、そこに至るまでのスキルや経歴をいかしてリターン内容にも個性的な価値、幅を持たせられるため、そういった点でも有利だと言えるでしょう。

 

 

クラウドファンディングのリスク

最後に、クラウドファンディングのリスクについて簡単にふれておきたいと思います。

 

手数料のところで述べたように、クラウドファンディングははじめにかかる着手金が必要ありません。利用そのものは無料で開始できるため、資金面のリスクは低く、自費出版のための費用の捻出に頭をかかえているという方にとっては、非常にありがたいシステムといえるでしょう。

時間と作業のコスト

ただし、クラウドファンディングを成功させるためにはある程度の時間、コンセプト作りやページ作成、情報発信といった労力がかかる上、失敗した時にはそういった努力がほとんど無駄になってしまうという点は覚悟しておかなければなりません。

リターンの設定と対応

また、クラウドファンディングのリスクを語る上で欠かせないのがリターンの設定についてです。

魅力的な内容のリターンは支援者を募るために欠かせないものですが、資金集めが成功した後、実際に提供できるかどうかを慎重に検討する必要があります。

 

過去には、非現実的な内容のリターンで支援者を募った結果、資金調達後にリターンを提供できず炎上問題に発展、その後プロジェクトの頓挫に至ったケースや、訴訟問題にまで発展したようなケースも見られました。

 

クラウドファンディングは「資金を集めて終わり」ではありません。その後プロジェクトを問題なく進め、支援者にしっかりリターンを提供した時点ではじめて成功といえるのです。真の意味でクラウドファンディングを成功に導くためにも、リターンの設定には気を配りましょう。

 

 

まとめ

以上、自費出版をお考えの方に向けて、クラウドファンディングの活用方法について解説させていただきました。

 

日本において、クラウドファンディングが本格的に知名度を得だしたのは2010年代中頃になってからで、まだまだ歴史の浅い資金調達方法です。とはいうものの、すでにクラファンサイトは現実的に十分活用できる資金や支援を募る方法として定着しており、自費出版においても例外ではありません。

 

自費出版について、費用面でお悩みの方はクラウドファンディングを利用した資金調達を選択肢のひとつにいれてみてはいかがでしょうか?

 

まずはどれくらいの資金調達を実現させなければならないかを確認しましょう。こちらからだいたいの金額を計算することができます。

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らくらく自費出版工房とクラウドファンディング

らくらく自費出版工房では、クラウドファンディングを活用した本の出版をご検討中の著者様をサポートしています。

 

プロジェクトの準備で、表紙のデザインを先行してのご提供など「プロジェクト開始前に○○○を先に用意してほしい」といったご要望にできる限り対応しております。

もし、支援が集まらず成功に至らなかった場合、先行して対応した内容についての料金はいただきません。プロジェクトが成功し、集まった資金で出版サービスをご利用ください。

 

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