【禁則処理】行頭の句読点を行末に移動するには?縦書き横書きの「ぶら下げ」
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
禁則処理とは?
文章入力の途中で、行の始めに句読点が来てしまった場合、禁則処理の設定をする必要があります。
禁則処理とは、行頭や行末に不自然な文字が来ないようにする日本語の組版での特有のルールです。文章の読みやすさと見た目を整えることが目的です。
自費出版が増えている近年では、「組版のルール」というより「執筆者のマナー」になっていると言えるかもしれません。店頭で販売されている本は、内容はともかくマナーがない本はまずありません。
禁則処理の代表例
- 行頭に閉じかっこや句読点
- 感嘆符などを置かないこと
- 行末に開きかっこを置かない
上記以外にもありますが、ここでは句読点の処理について見ていきたいと思います。
禁則処理されていない文章
筆者が説明のために括弧や空白、改行を加えた例文(夏目漱石『坊っちゃん』青空文庫)を、文字間の調整などが行われない原稿用紙レイアウトにして禁則処理の効果を分かりやすくしています。
禁則処理が適用されていないものから見ていきましょう。
下図の文章は、禁則処理の設定が「オフ」になっているため、入力した文字がそのまま表示されています。読み進めていったとき、文の切れ目が次行でとつぜん現れ、読みにくい文章になっています。

禁則処理がされていない文章(5行目と8行目の行頭に句読点がある)
この文章に禁則処理を適用するとどうなるでしょうか。
禁則処理された文章

禁則処理(行頭に句読点が来ない)
禁則処理で行頭に句読点が来ないよう調整されました。
また、1マス分ずれたため8行目にあった読点は行頭ではなくなり、とりあえず禁則のルールはクリアしているようです。
しかし、1行目の行末にあった「る」が次行の行頭に移動したため、1行目の行末に空白ができてしまいました。
文章を読みやすくするために紙面の見た目を損なってしまっては、結局のところ読みにくさにつながってしまいます。
そのため、禁則処理では句読点について特別に設定項目があります。
たとえば最後のマス目に入れ込む処理などがありますが、通常は行末に「ぶら下げる」ことが多いようです。
禁則処理の「ぶら下げ」

禁則処理の「ぶら下げ」句点がマスの外に配置されます
「ぶら下げ」の適用によって1マス分詰められたため、9行目の句点が行頭に来てしまいますが、文書全体に対して設定を行っているので、こちらにもぶら下げが適用されています。
横書きの「ぶら下げ」
横書きの場合は右側にぶら下げられます。

横書きは右側に「ぶら下げ」の処理
原稿用紙以外の文書では、禁則処理がレイアウトの自動調整機能と連動しており、文字サイズや行間、余白を変更すると改行位置も変わることがあるため注意してください。
Wordの禁則処理(WindowsとMac)
WindowsのWordでは、
| レイアウト→ページ設定→文字数と行数 |
から禁則処理の設定が行えます。
Mac版のWordは、
| 上部メニューのフォーマット→段落→体裁 |
に設定項目があります。
仕上げの段階で、行頭・行末に不自然な文字が来ていないか見直しておきましょう。
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