行末の約物を禁則処理と行末約物半角で読みやすくする方法【InDesign】
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
どこに段落の切れ目があるか分かりますか?

答えは記事の最後にあります。
約物(やくもの)とは、文字以外の記号類のことです。主に印刷や組版での用語で「役物」ともいいます。
この記事では「行末に来た約物」の禁則処理について解説します。
句読点の処理や、禁則文字については以下の記事で紹介していますのであわせてご覧ください。
【禁則処理】行頭の句読点を行末に移動するには?縦書き横書きの「ぶら下げ」
InDesignの禁則処理(弱い禁則、強い禁則)
目次
InDesignの禁則処理は行末の約物と余白を調整できる
行末の句読点の扱いは禁則処理で設定できます。Wordでも標準機能として搭載されています。
しかし、それだけでは不足を感じる人のために、InDesignには「行末に約物があるときの不自然な余白」を補正する機能が備わっています。
ここでは「強い禁則」や「行末約物半角」といったInDesignの機能を例文に適用して、行末がどのように変化するか見ていきます。
InDesignで行末の約物を禁則処理と行末約物半角で処理する
InDesignの禁則処理、行末約物(文字組み)はともに段落パネルから設定が可能です。

InDesignの段落パネル、禁則処理と文字組みを設定できる
それでは以下の例文で禁則処理の「強い禁則」や文字組みの「行末約物半角」を確認しましょう。

例文(禁則処理していない状態)
赤くハイライトした文字のうち、開きカッコ(赤2)が行末での禁則の対象になります。なお、行末での約物処理を確認するため「句読点のぶら下げ」を「なし」に設定しています。
①禁則処理の「強い禁則」を適用する
まずはこの例文に「強い禁則」を適用します。
![[強い禁則]を適用](https://www.lowcost-print.com/wp-content/uploads/2026/02/04.png)
行末にあった開きカッコ(赤2)が禁則処理の設定通りに次行の行頭に押し出され、それに伴い、行末の句読点(赤3)の位置がずれ、別の句読点(緑1)が行末に来ています(句読点のぶら下げは「なし」)。
文書作成では「強い禁則」を適用して終わりという方が多いかもしれませんが、実はこれで安心というわけではありません。
行末にある閉じカッコ(赤1)は禁則の対象外のため、なにも変化していません。

行末の句読点はぶら下げなどの設定がなければ下図のように、全角表示となります。

上の例では、赤1や緑1の余白が大きいため、実際には無い段落の区切りがあるように見えます。とくに新しい段落の行頭に字下げがない文章では、段落の切れ目との区別がつかなくなります(冒頭の画像のような見た目)。
このような不自然な余白を目立たなくしてくれるのが、行末約物半角という機能になります。
②行末約物半角で行末の余白を調整する
「行末約物半角」は文字通り、行末にある約物を半角にします。強い禁則を適用した例文に「行末約物半角」を適用してみましょう。

例文に「強い禁則」と「行末約物半角」を適用した
行末にある約物(閉じカッコ)だけが半角になりました。

「行末約物半角」で行末の約物(閉じカッコ)が半角になった

「行末約物半角」を適用する前の状態
「強い禁則」と「行末約物半角」を同時に適用する効果
「強い禁則」と「行末約物半角」を同時に適用することでに、句読点(緑1)と開きカッコ(赤2)が行末付近で調整されました。行末ではない句読点(赤3)については、いずれのルールにも抵触しないため全角表示のままになっています。
![[強い禁則]と[行末役物半角]の同時適用](https://www.lowcost-print.com/wp-content/uploads/2026/02/10.jpg)
【答え】新しい段落は〇行目から
ちなみに冒頭の画像に「行末約物半角」を適用すると、6行目から新しい段落になっていることが分かりました。5行目の段落末にある句読点には「行末約物半角」は適用されません。
![[行末役物半角]を適用](https://www.lowcost-print.com/wp-content/uploads/2026/02/11.jpg)
禁則処理や約物の処理は、文章の見た目をわずかに変化させるだけですが、この小さな違いが紙面の美しさ、文章の読みやすさを大きく変えてくれるのです。
InDesignでは他にも見た目を細かく設定できる機能が用意されていますので積極的に活用していきましょう。
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