上質紙とは?特徴や印刷の仕上がり、質感ー安くて使い勝手のいい超メジャー用紙
目次
上質紙とは
上質紙は「バージンパルプ100%」の「非塗装」の紙を指します。
上質紙はコート紙のように塗装されておらず、表面はパルプが露出しているので平滑度はやや低く、触るとわずかにパルプの凸凹が感じられサラサラとしています。
上質紙に印刷した仕上がりはどんな感じ?
主に文字中心の印刷物に広く使われています。
書籍、冊子、書類など商業印刷や冊子印刷で最も使われているメジャーな用紙です。
上質紙に印刷をするとパルプの隙間にインクが染み込んで、微妙なにじみが発生します。このため写真や色ベタの印刷にはあまり適していません。発色についてもコート紙の鮮明さには及ばないので、鮮やかな赤や青などを印象的に見せたい場合は上質紙を避けたほうがいいでしょう。
しかし逆に、上質紙はにじみや落ち着いた発色を活かした上品な、あるいな素朴な雰囲気のある印刷物を作ることができます。
コート紙は発色が美しく平滑ですが、それゆえに余白の多いデザインなどはのっぺりとした印象に見えてしまいます。上質紙ならパルプの質感が余白をあまり気にさせず、詩や挿し絵などを大きな余白の中で印象的に配置することができます。
また、上質紙はパルプ100%であるがゆえにコシがあり、破れにくく、不透明度も高く、丈夫な紙なので、何回もめくったり書き込んだりするテキスト、資料印刷、小説、便箋や発注書等の印刷にとても適しています。
上質紙で作る冊子のアイデア
上質紙は安価でポピュラーな紙ですが、パルプの質感がとても「紙らしい」個性的な紙とも言えます。
小説や資料集などはもちろん、一般的に発色のいいコート紙で作る写真集や作品集を、あえて色味を抑えた上質紙で作るのもいいでしょう。ナチュラルで落ち着いた質感の一冊に仕上がります。
また、コシが強いので新聞風のフリーペーパーなどの薄くて大きな冊子にも適しています。他にも雑誌やZINEなど、上質紙の質感を活かしたお洒落な冊子を作ってみましょう。
イシダ印刷の上質紙
- 上質70K 70kg 約0.10mm
- 上質90K 90kg 約0.13mm
- 上質110K 110kg 約0.14mm
- 上質135K 135kg 約0.17mm
再生上質紙と上質紙の違い
上質紙はコピー用紙としても使われていますが、コピー用紙の全てが上質紙というわけではありません。
コピー用紙の包装紙や商品名に再生上質紙と記されているのをご覧になったことはないでしょうか。
再生上質紙は、グリーン購入法に適合した古紙パルプが配合された用紙です。
再生上質紙は、純白の上質紙と比べるとややグレー気味にくすんでいて、手触りも比較的ざらりとしています。上質紙に比べると発色は劣りますが、筆記性が高く、資料印刷などに適しています。環境に配慮した取り組みを行っている企業などで多く使われている紙です。
再生上質紙の風合いを活かした冊子作り
上質紙より荒めの質感や抑えた発色を活かして、レトロな雰囲気のある冊子を作ることもできます。再生上質紙の紙質を利用した個性的な冊子を上質紙と同程度に低コストに印刷製本できます。
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