ブックカバーのデータ作成方法【冊子印刷のデータ入稿】
イシダ印刷では、A5以下の無線綴じ冊子にブックカバーをつけることができます。(オプション加工一覧)
しっかりした質感で発色のいいコート紙に、カラーのデザインを印刷したカバーをつけると、ぐっと見栄えが良くなり、書店に並ぶ商業出版の書籍のように仕上がります。
企業出版や自費出版、自伝、詩集、作品集、小説同人誌など特別な一冊におすすめの装丁です。
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目次
ブックカバーのデータ作成方法
ブックカバーは、冊子の周りにぐるりと巻いてある、横長の一枚の紙です。
表紙、裏表紙、背表紙、折り返しの部分(ソデ)がすべて繋がっています。
すべて連続したデザインでもいいですし、背表紙や折り返しでデザインの違うカバーもおしゃれです。ただし、折り位置と印刷がややずれることもあるので、文字を折り位置ギリギリに配置するのは避けましょう。
カバーのデザインは、表紙、裏表紙、背表紙、折り返しの部分のサイズを計算して、カバー全体のサイズを把握してから始めましょう。
表紙、背幅、折り返し部分それぞれの決め方、計算方法を紹介します。
①表紙のサイズを決める
表紙は冊子本体のサイズと同じです。表紙(表1)、裏表紙(表4)ともに同じサイズで設定します。
A6文庫本なら105mm×148mmです。
イシダ印刷の冊子印刷対応サイズ(塗り足し有りのサイズも併記しています)
②背表紙のサイズを決める(背幅を計算する)
次に、背表紙のサイズを決めます。
背表紙のサイズは、縦(冊子の縦の長さ)×横(背幅+1~2mm)です。
カバーの背幅は、本体の背幅より余裕をもたせて、1~2mm広げてデータを作ります。
背幅は背幅計算ツールで計算できます。
本文のサイズ、ページ数、使用する紙を決まれば、背幅を計算してみましょう。
例えば、A6サイズで本文100ページ、本文用紙は上質70K、表紙は色上質最厚口を使うとします。背幅計算ツールに入力すると、5.4mmと背幅が計算されました。
5.4mmに1mm足して、5.5mmが背表紙の横の長さです。
背表紙は何ページからできる?背幅は何mm必要?【無線綴じ製本の背表紙】
③折り返し幅を決める
折り返しの幅は、60~70mm程度が一般的です。
カバー全体のサイズが決まる
これで、以下のようにA6文庫本のカバーのサイズが決まりました。
- 縦 148mm
- 横 355.5mm (折り返し70mm×2 + 表紙105×2 + 背幅5.5 =355.5mm )
※イシダ印刷のカバーの最大横幅は470mmまで
断ち切りのデザインは上下左右に塗り足し3mmをつけて入稿します。
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表紙部分のデザインは3mm~5mm程度折り返し部分に伸ばす
表紙と折り返しで地色やデザインが切れる(折り返し部分が無地、印刷しない部分がある)場合は、折り返し部分に表紙のデザインを3mm~5mm程度伸ばしておきましょう。
折り位置と印刷位置がわずかにずれる可能性を考慮して、カバーをかけた状態で表紙の絵が途中で途切れないように、余裕のあるサイズでデータを作っておくときれいに仕上がります。
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