中綴じとは、紙を二つ折りにして真ん中を針金で留める製本方法です。オフィスのコピー機に中綴じ機能が内蔵されている場合もあるでしょう。背表紙がなく、コンパクトな仕上がりで、ページ数の少ない冊子に使われます。

ページ数が多い冊子を中綴じにすると、小口がふくらんで不格好なので、40ページ未満の冊子におすすめです。ページ数が多い冊子は無線綴じにしましょう。

漫画にも小説にも

中綴じ冊子は漫画にも小説にも適しています。中綴じは見開きがほぼ180度にしっかり開いて、ノド（ページを綴じている部分）の隠れる部分が少ないので、見開きの絵がきれいに見えます。

小説のような小さい文章も十分読みやすく、扱いやすい冊子です。

コピー機とは全く違うクオリティ

小部数の小さな本なら、コピー機で自作してしまう方も多いでしょう。しかしコンビニや画材店などに置いてあるコピー機は、作品制作をする目的で作られたものではないので、クオリティに限界があります。

まず、コンビニなどのコピー機は断ち切りのデザインが使えません。コピー機で印刷すると、必ず四方に数ミリの余白がつきます。縁無し印刷は機械の内部に汚れが溜まってしまうので、基本的には使えないのです。

断ち切りのデザインを使うなら一回り大きく印刷してあとで裁断するという方法もありますが、手間がかかりますし、費用も高くなるので、それなら印刷所にオンデマンド印刷で注文した方がお得です。

印刷所は大きな紙に何枚かのページを面つけして、印刷したものを裁断機で裁ち落とすので、断ち落としのデザインも綺麗に仕上がります。

そして、画質はオンデマンド印刷の方が圧倒的に高いです。漫画や小説などの黒一色の表現でも、解像度が高いので、線や文字がくっきりと見えます。画質の高さは読みやすさにもつながります。

オンデマンドもオフセットも選べる

中綴じ冊子は小さい文庫サイズからA4サイズまで、オフセットもオンデマンドも選べます。イシダ印刷の場合はおおむね150部以上からオフセットの方が安くなりますので、部数に応じて選びましょう。

中綴じ冊子のオンデマンド印刷の価格については「中綴じ冊子のオンデマンド印刷　印刷価格をシミュレーション」も併せてご覧ください。

 

 

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