無線綴じの冊子のサイズや紙選びのポイント
無線綴じとは、本文用紙を束ねて表紙でくるみ、背を特殊な接着剤で固定した製本方法です。並製本とも言われます。針金を使ってページをまとめる中綴じや平綴じと違って、大量のページ数をまとめてきれいに綴じられるのが最大の利点です。
製本コストも安いので、文庫本、ファッション誌やムックなど、商業書籍でも幅広く使われています。
イシダ印刷では中綴じ、平綴じ、リング製本なども選べますが、いずれもページ数が多くなると強度が落ち、読みにくくなるので、40ページを超えるものは無線綴じで仕上げるのがおすすめです。
無線綴じの最適なサイズ A4やB5
無線綴じの冊子は、縦型でも、横型でも、自由なサイズで作れます。
冊子印刷で最も多く選ばれるA4は、論文集、資料集、教科書、講習会テキスト、会社案内、カタログなど、様々な用途に適しています。クリアファイルやビジネス書類、学習用ノートなど、一般的な書類のサイズがほとんどA4なので、扱いやすく無難な選択と言えるでしょう。
(論文を製本する時は、提出先がサイズを定めていることもあるのでよくチェックしましょう)
A4より一回り小さいB5もテキストや教科書として人気です。
A4だと紙面が大きすぎて、少ない余白で長い文章がずらずらと連なっていると読みにくい場合もありますが、B5だとストレスが軽減されます。
B5は同人誌の定番サイズでもあります。
漫画でよくあるサイズはA4ではなくB5、文庫本のサイズはA6です。
書店に並んでいる文庫本は、出版社によって微妙にサイズが違うのですが、概ねA6に近いサイズです。市販の文庫本と合わせてサイズを細かく設定したい方は、カスタムサイズで作りましょう。
無線綴じはページ数が少ないと、背表紙が細くて不恰好なので、あえてサイズを小さくしてページ数を多くするという方法もあります。あまり文章量が多くないけど無線綴じの冊子で仕上げたい時に、文庫サイズを使うとまとまりがよくなります。
冊子の用途によって変える紙選び
同じサイズで同じページ数の冊子を作る場合でも、どんな紙を使うかによって価格は大きく変わります。
最も安価でポピュラーなのは上質紙で、コピー用紙やノートの用紙と同じさらさらしたくせのない白い紙です。教材・資料集・論文集・資料集など、文字が中心の冊子の場合は、特にこだわりなければこの紙を使うのが一般的です。
カラー写真やフルカラーのデザインを綺麗に見せたい冊子は、ツヤのあるつるつるした質感のコート紙を使ったりもします。会社案内やカタログなどはコート紙やマットコート紙を使います。
カラー写真でなくても、高級感や重厚感を出したい時にコート紙を使う冊子もあります。
また、読み物の本文用紙としては、目に優しいクリーム色の書籍用紙も人気です。小説、詩集などにおすすめです。
価格は上質紙 < 書籍用紙 < コート紙 です。
上質紙と書籍用紙はあまり価格差がありませんが、コート紙はやや高い価格設定です。
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