紙の厚さの選び方
冊子印刷を発注する際は、紙の種類だけでなく厚さも選ばなければいけません。上質紙がサラサラした紙、コート紙がつるつるしたポスターのような紙、ということは分かっても、厚さは数字だけ見てもなかなかイメージしづらいものです。
こちらに、紙の種類と、厚さ(K=kgです)の一覧表が出ています。
厚さの単位はキログラムという表記にあるとおり、紙をたくさん重ねた状態の重さを表しております。同じ90Kでも、上質紙よりも密度の高い(重い)コート紙の方が薄いです。
表を見ると、上質紙の90Kが約0.13mmなのに対し、コート紙の90Kは0.08mmです。上質紙の90Kと同じくらいの厚さのコート紙を選びたいなら、 110Kくらいを選ぶ必要があります。しかしコート紙は上質紙よりも硬く重いので、同じくらいの厚さでも重量感が出てしまうので注意が必要です。
表紙の紙と本文の紙の違い
一般的に、冊子の本文の紙は表紙よりも薄いものを選びます。
イシダ印刷の簡単お見積りでは、本文用紙と表紙用紙はそれぞれに適した選択肢が用意されており、プルダウンメニューから選べる用紙が微妙に違います。
厚くてエンボス模様のついたレザックや、色上質紙、コート紙の厚いもの、アート紙などは表紙のみで使える紙です。それらの紙を本文として印刷すると、冊子としてはかなり扱いづらいものになってしまうのです。
また、紙は種類によって一種類しか厚さがないものと、何種類も厚さがあるものとに分かれます。本文用紙として一般的な上質紙やコート紙は紙の厚さのバリエーションが多いですが、レザックなどの質感が特徴的なファンシーペーパーは大抵一種類しか厚さがありません。
本文用紙として最適な厚さ
論文集、資料集、テキスト、同人誌、小説など、テキスト中心の読み物として一般的な本文用紙は上質紙の70Kか90Kです。ページ数の多い冊子なら70Kを選んでおけば間違いないでしょう。オフセット印刷の場合、さらに薄い55Kも選べます。
会社案内やカタログなど、フルカラーの読み物の場合は90K。少し厚手のもので110Kです。
135K以上の紙は、ほとんど表紙でしか使いません。
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