アウトライン化されたフォントと同じフォントを使う方法
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
Illustratorファイルの文字は、一度アウトライン化されるとイラストと同じようなベクターデータになって、フォントの情報が読み取れなくなってしまいます。
一部分だけ文字修正をしたい時や、同じようなデザインのものを作りたい時など、なるべく同じフォントを使う必要があります。そんな時にどうやって調べればいいのか。以下にいくつかの方法を紹介します。
目で確認
一番原始的な方法は、似たフォントを手当たり次第打って目で確認することです。
Illustrator上で同じ文字を同じ大きさに作って、元の文字とは違う色で半透明にして重ねてみます。
フォントは、おおまかに図のようなシンプルなゴシック体（欧文の場合はサンセリフ体といいます）、ハネや払いのある明朝体（英文はセリフ体といいます）、その他の筆記体や飾り書体に分かれます。フォントの種類が十数種類なら、地道に目で探すのが結局一番早いと思われます。
Photoshopを使用する方法
Creative Cloudの最新のPhotoshopには、画像からフォントを推測する「マッチフォント」という機能が搭載されています。（CSなど、古いPhotoshopにはついてません）
まず、調べたい文字のスクリーンショットをとって、画像をPhotoshopで開きます。文字を選択ツールで囲んで、「書式」→「マッチフォント」をクリック。
テキストオプションで「欧文」「日本語」と選択画面が出て、コンピューターにインストールされているフォントと、Adobe Fontの中から候補が表示されます。
これらの候補のフォントで一つ一つ文字を打ってみて、元のデータを重ねて同じかどうか調べます。
図のように候補が多く出てしまうと、結局一つ一つ目で検証しなくてはならないので、なかなか大変な作業です。
ウェブサービスを使う
画像からフォントを探すChromeの拡張機能もあります。
画像からフォントを調べるサイトも探せばいくつかあります。
ただし海外のサイトなので、和文にはあまり強くなさそうです。
いずれにしろ、目視での確認は必須なので、ばっちりと正解が出るツールはありません。
アウトライン化前のデータはしっかり保存する
Illustratorをアウトライン化する時は、必ず「別名保存」でアウトライン化前のデータとは違う名前で保存する癖をつけましょう。
元のデータの名前に「_ol」や「_アウトライン済」などとつけて同じフォルダで管理するとわかりやすいですよ。
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