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AffinityとAdobeの違いとは?用途によって異なる選び方

本年度の卒業アルバムのご依頼について、予定する冊数を超えましたので停止しています。
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。

AffinityとAdobeの違いとは?用途によって異なる選び方

Affinity(アフィニティ)は、Adobe製品によく似た本格的なグラフィックアプリケーションです。

基本無料で高機能なツールを使い始められるのが大きな利点ですが、いざ導入するとなると「本当にAdobeを使わなくても仕事になるのか……?」と迷う方は多いでしょう。

どちらも画像編集やレイアウト制作ができる優れたツールですが、料金体系や業界での立ち位置、データの互換性などに明確な違いがあります。それぞれの特徴を整理してみましょう。

コスト面での違い

Affinityの一番の利点は、なんと言っても基本無料で始められることです。これからデザインを始めたい人や、ランニングコストを抑えたいクリエイターでも気軽に導入しやすいのが最大の魅力です。(※Canva Pro等の契約があれば機能が拡張されます)

一方でAdobeは、月額・年額のサブスクリプション制が基本となっており、使い続ける限り費用がかかります。

Adobe Creative Cloud : https://www.adobe.com/jp/creativecloud.html

単体プランでも月額数千円、コンプリートプランになると月額1万円前後と、決して安くはありません。
ただしその分、常に最新のAI機能を利用でき、強力なクラウド連携や豊富な高品質フォント(Adobe Fonts)が使い放題になるなど、プロ向けの制作環境が完璧に整っています。

操作性と業界での立ち位置

Adobeは機能が非常に豊富な分、初心者には画面がやや複雑に感じることがあります。
ただし、長年プロの現場で使われてきた歴史があり、印刷所や制作会社、デザイン事務所では「標準環境(業界スタンダード)」として採用されているのが最大の特徴です。

Adobe InDesignの操作画面
▲InDesignの操作画面。ここにまだ表示されていない多数のツール・操作パネルがあり、ベテランデザイナーでないと全ての機能を使いこなせないことも。

それに対してAffinityは、インターフェースが比較的シンプルで動作も軽快です。
学習コストも低めなので、個人クリエイターや副業デザイナーなど、スピーディーに制作したい人に支持されています。「自分一人でデザインから入稿データ作成まで完結する」というスタイルであれば、十分実用的な選択肢と言えるでしょう。

Affinityの操作画面
▲機能がコンパクトにまとまっているAffinityの操作画面。

データ互換性の違い

実務において意外と重要なのが、他者とのデータのやり取りです。

Adobe製品同士であれば、AI(Illustrator)データなどをそのまま渡して共同作業が可能です。しかし、Affinityで作成したデータをそのままAdobeユーザーに渡して完全に再現することは困難であり、基本的にはPDFなどの形式で書き出して共有する必要があります。

チーム制作や、クライアントから「AIデータで納品してほしい」と指定されるワークフローが多い場合は、Adobe環境のほうが圧倒的にスムーズです。
一方で、個人制作や「最終的な納品形式がPDFや画像で問題ない」という案件であれば、Affinityでも問題ありません。

印刷・入稿での違い

商業印刷の業界では、現在もAdobeベースでの入稿が主流です。特に印刷用PDFの作成やプリフライトチェックなどのワークフローは、Adobeを前提に構築されている印刷会社がほとんどです。

とはいえ、AffinityでもCMYKカラーへの対応や、トンボ(トリムマーク)付きの印刷用PDFの書き出し、フォントの埋め込みといった、印刷データ作成に必要な基本機能はしっかり備わっています。
一般的なチラシや名刺、冊子などの制作・ネット印刷へのPDF入稿であれば、Affinityでも対応可能です。

結論:どちらを選ぶべきか

▼Adobeを選ぶべき人

  • 将来的にデザインを本業にしたい
  • デザイン事務所や制作会社で働く予定がある
  • チームでの制作や、他者とのデータ共有(AIデータ納品など)を前提にしている

仕事の道具としての「業界標準」であることは、それだけで大きな強みと安心感になります。

▼Affinityを選ぶべき人

  • 趣味や副業としてデザインを始めたい
  • 自己完結する制作(自分で作って自分でPDF入稿する)がメイン
  • まずは毎月の固定コストを抑えて、高機能なツールを試してみたい

サブスクリプションの固定費がかからず、無料で本格的なツールを使える安心感は大きな魅力です。ご自身の目的や制作環境に合わせて、最適なソフトを選んでみてください。

 

【関連記事】Adobe派の方向けの効率化テクニック
Photoshopで印刷データ作成を効率化!テンプレート活用術

 


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