ICCプロファイルとは?色がズレる理由と印刷で重要な役割を分かりやすく解説
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「画面で見た色と、印刷された色が違う」
この悩みの背景には、ICCプロファイルが深く関わっています。
ICCプロファイルは専門用語に聞こえますが、印刷やデザインに関わるなら、「何となく知っている」だけでも大きな差が出る重要な要素です。
この記事では、ICCプロファイルとは何か、なぜ必要なのか、印刷とどう関係するのかを分かりやすく解説します。
目次
ICCプロファイルとは何か
ICCプロファイルとは、色を正しく伝えるための「翻訳ルール」のようなものです。
機器ごとに色の見え方や出し方は異なります。モニター、プリンター、印刷機、カメラなど、それぞれが「自分なりの色の基準」を持っています。ICCプロファイルは、「この機器では、この数値はこの色」という情報を定義し、異なる機器同士でも色をできるだけ正確にやり取りできるようにします。
なぜICCプロファイルが必要なのか
ICCプロファイルがない、または合っていない場合、同じ色データでも、以下のような問題が起こります。
モニターでは鮮やかだった色が、印刷するとくすむ。黒が思ったより薄く見える。写真の肌色が不自然になる。これは、 「RGBからCMYKへ変換する際のルール」が正しく決まっていないことが原因です。
ICCプロファイルは、この変換ルールを統一し、色のズレを最小限に抑える役割を持っています。
よくあるICCプロファイルの種類
代表的なICCプロファイルには、次のようなものがあります。
RGB用では
- sRGB
- Adobe RGB
CMYK用では
- Japan Color 2011 Coated
- Japan Color 2001 Uncoated
用途に合ったプロファイルを使わないと、色の見え方に大きな差が出ることがあります。
ICCプロファイルは「埋め込む」ことが重要
デザインデータやPDFを作成する際、ICCプロファイルを埋め込むことで、「この色はこのルールで作られています」と相手に伝えられます。
プロファイルが埋め込まれていないと、受け取った側の環境で勝手に別のルールに変換されてしまう可能性があります。Illustratorの保存画面にもICCプロファイルの埋め込み項目があるので、チェックを入れましょう。

ただし、印刷会社への入稿データ(CMYK)については注意が必要です。印刷会社によっては「プロファイルを埋め込まない」ことを推奨している場合もあるため、必ず入稿規定を確認し、指示に合わせてチェックの有無を決めましょう。
ICCプロファイルがあっても色は完全一致しない
注意点として、 ICCプロファイルを使っても、モニターと印刷結果が完全に同じ色になるわけではありません。モニターは光、印刷はインクと紙。物理的に再現方法が違うため、どうしても限界はあります。
ICCプロファイルは、「ズレをなくす魔法」ではなく、「ズレをコントロールする仕組み」だと考えると分かりやすいです。
まとめ
ICCプロファイルとは、異なる機器や環境でもできるだけ同じ色を再現するための共通ルールです。印刷トラブルの多くは、色のセンスではなく、このルールを知らないことで起きています。
「正しいICCプロファイルを選び、埋め込む」
この基本を押さえるだけで、印刷の仕上がりは安定しやすくなります。印刷用データを作る際は、ぜひICCプロファイルを意識してみてください。
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