「縦中横」で縦書き文章の横向き数字を縦向きにする【Word】
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
小説や詩集、自分史では縦書きが一般的です。
この記事ではWord文書を縦書きにする方法と、その際に必要となる「縦中横」という縦書き文章で横向きになっている数字を「左横書き・縦向き」にする機能を紹介します。
目次
横書きの文章を縦書きに変更する
次の文章を例に、進めていきます。

ダイヤモンド社『地球の歩き方「フランス」』
横書きの文章を縦書きに変更します。【レイアウト】タブより、[テキストの方向]で「縦書き」を選択します。

縦書きになりましたが、英数字が90度回転して横向きになっていることがあります。
基本的に英字フォントは「横書き専用」に設計されており、自動で文字の向きを回転させることができません(とくにMac版Wordでは)。
これらの横向きの文字を縦向きに手動で変えるレイアウト機能が「縦中横」です。
縦中横とは?
「縦中横」は縦組み中の横書きという意味で、縦書き文章の中で横向きになっている英数字などを部分的に左横書き、縦向きにする機能です。
「たてちゅうよこ」と読みます。
「縦中横」で横向きになっている英数字を縦向きに変更する
「縦中横」は【ホーム】タブ[拡張書式]にあります。

選択した文字列「14」が左横書き、縦向きに変わりました。

続いて、年号「1710」の部分も縦中横で向きを変えます。

縦中横で小さくなった4桁の数字を大きくする、漢数字に変える
4桁の数字を、縦中横を使って行間に詰め込むとフォントが小さくなり、すこし読みにくくなりました。
フォントの大きさを維持したい場合は「行の幅に合わせる」のチェックを外します。

行間が調整され、読みやすくはなりますが、前後行とのバランスがすこし悪くなります。

4桁の数字は「縦中横」にするかどうか迷うところだと思います。上記のようなフォントの小ささ、行間のひらきが気になる場合は「漢数字」にしてしまいましょう。

全角文字に「縦中横」を使うとどうなる?
縦中横では英数字だけではなく、全角文字に適用することもできます。たとえば以下のような表記も可能です。

とくに決まったルールはありませんが、どの部分を縦中横で表記するか、なにを漢数字で表記するかを明確にし、文書や書籍の全体で統一することが重要です。
例えば、年号を漢数字にするならば、すべての年号を漢数字にしましょう。また、14、十四、一四のように表記の揺れがないようにしましょう。
「こんな本にはどんな用紙がいい?」「予算に合った仕様にしたい」など冊子作りのご相談は
電話連絡先:06-6753-9955 / 法人専用窓口:0120-264-233
(平日10:00~18:00)
またはお問合わせフォームからお気軽にお問合わせください。
印刷製本の専門スタッフがお答えしております。
冊子のジャンルから選ぶ
利用シーン、目的に合った冊子印刷の仕様を、価格例と合わせてご提案しています。
お見積り&ご注文でサイズや部数、製本方法などを変更してすぐに印刷価格がチェックできます。
製本方法から選ぶ
製本方法のメリットを活かした仕様、冊子のページ数や部数に合った仕様を格安でご提案しています。
対応サイズや用紙、印刷仕様、オプション加工、納期、価格例をご案内します。












