モニターキャリブレーションの必要性とは?「画面と印刷が違う」原因を減らすために
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「画面ではきれいな色なのに、印刷すると全然違う」
デザインや印刷に関わる現場で、非常によく聞かれる悩みです。
このズレの大きな原因のひとつが、 モニターキャリブレーションを行っていないことです。
この記事では、モニターキャリブレーションの必要性と、なぜ色のトラブルを減らすことができるのかを解説します。
目次
モニターキャリブレーションとは何か
モニターキャリブレーションとは、モニターが表示している色や明るさを、「正しい基準の状態」に調整する作業のことです。
モニターは、以下の要因によって色の見え方が大きく変わります。
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機種やメーカーの違い
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使用年数(経年劣化)
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周囲の明るさ(環境光)
初期状態のまま使っていると、実際よりも明るすぎたり、青みや赤みが強く表示されていることも珍しくありません。そのズレを補正し、「このモニターでは、この色はこう見える」という正しい基準を作るのがキャリブレーションです。
なぜモニターキャリブレーションが必要なのか
印刷物は、インクと紙によって色が再現されます。一方、モニターは光で色を表現しています。この時点で、両者はまったく別の仕組みです。
最大の理由は、モニターと印刷物では、色の表現方法が根本的に異なるからです。
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モニター: 光で色を表現する RGB
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印刷物: インクと紙で色を再現する CMYK
参考記事:印刷すると色が暗くなる原因はRGBとCMYKの違い。失敗しないデータ作成のコツ

モニターはRGBで、印刷はCMYKです。
そもそも仕組みが違う上に、モニターの色自体がズレていると、トラブルの原因になります。 「画面上では濃く作ったつもりが、実際は薄い」「暗くしたはずなのに、印刷では真っ黒に潰れている」といった現象は、データの問題ではなくモニターの表示の問題かもしれません。
キャリブレーションを行うことで、モニター表示と実際の印刷結果の差を小さくし、「想定外の色」による修正や刷り直しのリスクを減らすことができます。
キャリブレーションの方法は大きく2種類
モニターキャリブレーションには、主に2つの方法があります。
1. ソフトウェアによる簡易キャリブレーション
WindowsやMacには、モニター調整用のガイド機能が標準で用意されています。画面の指示に従って、明るさ、コントラスト、ガンマなどを目視で調整する方法です。
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メリット: 追加費用がかからず、手軽に始められる。
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デメリット: 人の目に頼るため、精度には限界がある。
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ただし、何もしていない状態よりは確実に改善できます。
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2. 測色機を使った本格的なキャリブレーション
より正確に色を合わせたい場合は、**測色機(キャリブレーター)**を使った方法が有効です。 測色機をモニターに取り付け、専用ソフトを使って自動測定を行います。モニターが表示した色と、実際の色のズレを機械的に測定し、最適な表示状態に補正します。
この方法では、ICCプロファイルと呼ばれる色管理用の設定ファイルが作成され、以降はそのプロファイルを基準に正確な色が表示されます。
キャリブレーションは必要か?
必ずしも全員が高価な機材を導入する必要はありません。
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プロのカメラマン・制作会社: 正確性が品質に直結するため、測定器を使ったキャリブレーションをしっかり行うことを推奨します。
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たまに印刷物を作る程度の方: そこまで厳密にする必要はありません。
ただし、モニターが古かったり、目の疲れを軽減するために極端な設定(ブルーライトカットなど)にされている可能性もあります。手元にある印刷物などと見比べて、明らかに暗かったり色が偏っていると感じた時は、まずはOS標準の簡易キャリブレーションを行っておきましょう。

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