入稿ファイル名のつけ方 実例集|ケース別の命名テンプレート
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
入稿データのファイル名は、「半角英数字で規則的に」という基本を押さえていても、実際にどのような名前にすればよいか迷うことがあります。この記事では、冊子の表紙・本文、画像素材、修正版など、そのまま応用できるケース別の命名テンプレートを紹介します。
ここで紹介する形式は一般的な例です。入稿先から命名ルールが指定されている場合は、その案内を優先してください。ファイル名だけでなくページ順やフォルダ構成も確認したい方は、冊子印刷のPDF入稿で失敗しない方法もあわせてご覧ください。
入稿ファイル名を付ける基本ルール
ファイル名には半角英数字、ハイフン(-)、アンダースコア(_)を使い、スペースや全角文字、OSによって扱えない記号は避けます。
多くのケースに応用しやすい基本形は次のとおりです。
基本形
├─ テンプレート:案件名_内容_日付_版数.拡張子
└─ 記入例:ishida_panphlet_20260820_v01.pdf
「何の案件か」「どの内容か」「いつ作成したか」「第何版か」が、ファイル名だけで分かる状態を目指します。

冊子の表紙・本文を分ける命名例
表紙と本文を別々のPDFで入稿する場合は、どちらのデータか分かる名前にします。本文を複数ファイルに分ける場合は、ページ範囲も含めます。
冊子PDF
├─ pamphlet_hyoshi_20260820_v01.pdf
│ └ 表紙
└─ pamphlet_p001-016_20260820_v01.pdf
└ 本文1〜16ページ
ページ番号は、総ページ数に合わせて 001、002 のように桁数をそろえると、名前順に並べたときの順序が崩れにくくなります。次は、並び順を確認しやすいように1・2・10ページを抜粋した例です。
本文PDF(抜粋)
├─ pamphlet_p001_20260820_v01.pdf
│ └ 本文1ページ
├─ pamphlet_p002_20260820_v01.pdf
│ └ 本文2ページ
├─ …
└─ pamphlet_p010_20260820_v01.pdf
└ 本文10ページ
表紙の各面を分ける場合は、h1からh4などの記号を使い、どの面かを明確にします。表1は表表紙、表4は裏表紙、表2・表3はその内側です。ファイル名と各面の対応は次のとおりです。位置関係は表1・表2・表3・表4の基本で確認できます。
表紙PDF
├─ pamphlet_h1_20260820_v01.pdf
│ └ 表1(表表紙)
├─ pamphlet_h2_20260820_v01.pdf
│ └ 表2(表表紙の内側)
├─ pamphlet_h3_20260820_v01.pdf
│ └ 表3(裏表紙の内側)
└─ pamphlet_h4_20260820_v01.pdf
└ 表4(裏表紙)
画像・素材ファイルの命名例
配置する写真やロゴ、地図などにも、内容と用途が分かる名前を付けます。カメラが自動で付けた IMG_1234 のような連番だけの名前は、取り違えの原因になります。
画像・素材ファイル
├─ photo_hyoshi_main_20260820.tif
│ └ 表紙用メイン写真
├─ logo_cmyk.ai
│ └ 印刷用ロゴ(CMYK)
└─ map_access.psd
└ アクセス地図
同じ素材をWebと印刷の両方で使う場合は、rgbやcmykなど、カラーモードを示す文字を加えると区別しやすくなります。
用途別ロゴデータ
├─ logo_rgb.png … Web用(RGB)
└─ logo_cmyk.ai … 印刷用(CMYK)
改訂・修正版の命名例
修正を重ねるときは、v01、v02のように版数を上げます。「最終」「最新」「最終2」などの言葉は、どれが本当の入稿版か分からなくなるため避けましょう。
改訂履歴
├─ ishida_panphlet_20260820_v01.pdf
│ └ 2026年8月20日・第1版
├─ ishida_panphlet_20260822_v02.pdf
│ └ 2026年8月22日・第2版
└─ ishida_panphlet_20260825_v03.pdf
└ 2026年8月25日・第3版
日付は YYYYMMDD の順に統一します。日付と版数を併記すると、いつ作成した第何版かをひと目で判断できます。
複数サイズ・多言語データの命名例
同じデザインにサイズや言語の違いがある場合は、サイズ名や言語コードを加えて区別します。
サイズ・言語別データ
├─ ishida_panphlet_a4_ja_20260820_v01.pdf
│ └ A4・日本語
├─ ishida_panphlet_b4_ja_20260820_v01.pdf
│ └ B4・日本語
└─ ishida_panphlet_b4_en_20260820_v01.pdf
└ B4・英語
jaは日本語、enは英語の例です。チーム内で使うコードをあらかじめ決め、同じ表記へ統一しましょう。
命名後のチェックリスト
- 案件名と内容がファイル名だけで判別できる
- 半角英数字、ハイフン、アンダースコアを使用している
- ページ番号の桁数がそろっている
- 日付を
YYYYMMDD形式で統一している - 「最終」ではなく版数で管理している
- サイズ、言語、カラーモードの違いを区別できる
- 拡張子を削除したり、手作業で変更したりしていない
- 入稿先独自の命名ルールがある場合は、その指定に従っている
まとめ
入稿ファイル名は、「案件名_内容_日付_版数」を基本形に、表紙・ページ番号・カラーモード・サイズ・言語などを必要に応じて加えると整理しやすくなります。
ゼロ埋めした連番と YYYYMMDD 形式の日付を使い、「最終」ではなく版数で管理することが、取り違えを防ぐポイントです。
【関連記事】冊子印刷のPDF入稿で失敗しない方法|ファイル名・ページ順・フォルダ整理
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