オフセット印刷の仕組みを徹底解説
オフセット印刷は、商業印刷、個人印刷問わずに幅広く使われている、印刷界の主役です。大量部数を安定した品質で印刷することに優れています。
また、部数が多くなればなるほど一冊あたりの価格が安くなる印刷方法なので、大量部数の印刷は迷わずオフセットを選びましょう。キャンペーンなどによって価格は上下しますが、イシダ印刷ではおおむね150部以上ならオフセット印刷がおすすめです。オンデマンド印刷よりも一冊あたりの価格が安くなります。
重要な製版の作業
まず、入稿データから薄いアルミ板の「版」を作ります。木版画などの「版」と役割は同じようなものですが、オフセット印刷の版は非常に薄く、物理的な凹凸はほとんどありません。インクが付く部分と付かない部分は、ごく薄い皮膜によって分けられます。化学物質によって版を作ることによって、非常に細い線や繊細な色の再現性を高めています。
高画質の秘密・オフとセット
オフセット印刷の「オフセット」とは、「オフ(離す)」「セット(付ける)」という意味で、その作業工程をあらわした言葉です。
金属製の版をローラーに巻き、そこにシアン・マゼンタ・イエロー・ブラックそれぞれの版をロール状態にして、インクをつけます。オフセット印刷のポイントは、版をそのまま紙に圧着するのではなく、間にゴム製のローラー(ブラケット)を挟むことです。
版についたインクをローラーに移し(オフ)、ローラーに転写されたインクを紙に付けて(セット)、それを四色分繰り返すことで画像が出てきます。
モノクロ印刷の場合は、版&ブラケット&ローラーのセットが黒1色だけです。
特色を使う場合は、特色専用の版&ブラケット&ローラーのセットが追加されます。
オフセット印刷のメリット
最大のメリットは、版が直接紙に接触しないので版が傷みにくいということです。版に何度も紙を擦りつけると、版がどんどん磨耗して印刷品質が落ちていってしまいますが、オフセット印刷ならゴム製のローラーを介して印刷するので傷みは最小限に抑えられます。すなわち、オフセット印刷は大量印刷に適しており、品質が安定しているので、ポスターやパンフレット、書籍など、あらゆる商業印刷に適しているのです。
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