クォーテーションマークのダブル(“ ”)とシングル(‘ ’)英式と米式の違い
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
英文の書籍を執筆、編集、翻訳する際、会話文や引用、単語の強調によく使われるのが「ダブルクォーテーション(“ ”)」と「シングルクォーテーション(‘ ’)」です。
どちらを主(一次引用)として使い、どちらを従(入れ子構造)として使うかは、アメリカ英語(US)とイギリス英語(UK)でルールが逆転します。
本記事では、会話文におけるクォーテーションマークの基本的な役割から、米英での使い方の違いを解説します。
【クォーテーションマークのルール】アメリカ英語(US Style)
アメリカ、カナダで標準的に使われるスタイルです。
日本の英語教育やビジネス文書、国際的なビジネスメールでも最も広く採用されています。ダブルクォーテーションをメインに用います。

一次引用(外側):ダブルクォーテーション(“ ”)
二次引用(内側):シングルクォーテーション(‘ ’)
【クォーテーションマークのルール】イギリス英語(UK / British Style)
イギリス、オーストラリア、ニュージーランドなどの伝統的な出版物、メディアでよく見られるスタイルです。
シングルクォーテーションがメインになります。

一次引用(外側):シングルクォーテーション(‘ ’)
二次引用(内側):ダブルクォーテーション(“ ”)
日本語翻訳のクォーテーションマーク
アメリカ英語とイギリス英語ではクォーテーションの役割が逆になるのですが、日本語組版ではこの違いを区別しないことが多く、ほとんどが次のパターンで訳されています。

一次引用(外側):かぎ括弧
二次引用(内側):二重かぎ括弧
なお、イギリス英語で書かれた『クマのプーさん』がアメリカの出版社から(アメリカ英語のスタイルとして)出される場合は、アメリカ英語で表記されることになります。
日本ではアメリカの出版物の方が多いため、アメリカ式のプーさんが一般的になっています。
筆者所有のプーさんもアメリカ式です。

近年はイギリス英語であっても、Webメディアやビジネス文書を中心にアメリカ式(ダブルがメイン)を統一規格として採用することが増えており、英訳の冊子を制作する場合はアメリカ式で構わないでしょう。
ただし、伝統的な表記スタイルとしては上記の通り米英でルールが逆転することを覚えておき、アメリカ式とイギリス式を混同しないように気をつけることが大切です。
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