読みやすいフォントとサイズ|見出しと本文でMSフォント、游書体、メイリオを比較
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
目次
見出しと本文のフォントと大きさが同じだと読みにくい?
下の画像は見出しと本文がどちらもゴシック体で統一された文書です。

見出し:MSゴシック 14pt
本文 :MSゴシック 14pt
Wordなどで作成した原稿データが「見出しと本文が同じフォント、同じ大きさ」だと、読みにくく、味気ない読み心地になってしまいます(行間の広さも気になりますが、ここではフォントに着目するため触れていません)。
見出しと本文には階層差があり、その差異を視覚的にも分かるように設定すれば、すっきりと読みやすい本になります。
階層の視覚化にはさまざまな表現方法がありますが、ここではフォントに注目してみましょう。
一般的に、フォントで見出しと本文の違いを表現するには次の2通りの方法があります。
- フォントのサイズを変える
- フォントの種類を変える
見出しのフォントサイズを大きくする
まずは、見出しのフォントサイズを大きくしてみます。

見出し:MSゴシック 20pt
本文 :MSゴシック 14pt
見出しのフォントを大きくするだけで、ずいぶんと読みやすくなりました。
フォントに特段の関心のない方でも設定している一般的な体裁です。
しかし、どこかデザインが古くさく、内容とは関係のないところで読みにくさが生じています。そこで、見出しのフォントサイズは大きくゴシック体で、本文のフォントを明朝体にしてみましょう。
見出しはMSゴシック、本文のフォントだけをMS明朝にする

見出し:MSゴシック 20pt
本文 :MS明朝 14pt
問題なく読み通せるのではないでしょうか。
見出しと本文の違いが明確になり、メリハリが出て読みやすくなりました。あえて言えば、ゴシック体の主張が強く、見出しと本文に階層以上の差があるように見えます。
MSフォントはMicrosoft Windowsに標準搭載されているフォント群で、互換性が高く、低解像度でも読みやすいのが特徴です。しかし高解像度モニターの普及に伴い、より洗練された書体が標準的に使用されるようになっています。
たとえば「游書体」「メイリオ」といったフォントがあります。
【游書体】見出しは游ゴシック、本文は游明朝

見出し:游ゴシック 20pt
本文 :游明朝 14pt
游書体とは、書体自身が存在を主張しないことを目指して設計されたフォント群です。
游明朝をベースに游ゴシックが作られているため、ゴシック体と明朝体の相性が良いと言われています。Windows、MacOSに標準搭載されており、現在もっともベーシックなフォントとなっています。
ただ、游ゴシックはとても線が細く、小さすぎると読みにくくなり、印刷するとかすれたように見えることがあります。小さいサイズで游ゴシックを使用する場合はかならず確認するようにしてください。
小さいゴシック体なら、メイリオが向いています。
【メイリオ】見出しと本文どちらもメイリオ

見出し:メイリオ 20pt
本文 :メイリオ 14pt
メイリオは、とにかく読みやすさを意識して設計されたフォントで、画面表示に最適化されています。小さくしても可読性を損なわないのが特徴です。こちらも現在の標準的に使われるフォントになっています。
游ゴシックの方が現代的ですが、メイリオが適している場面もありますので、用途に応じて使い分けるといいでしょう。
游書体とメイリオについてWordで使うおすすめフォント 読みやすく美しいフォントは?でも紹介しています。
「こんな本にはどんな用紙がいい?」「予算に合った仕様にしたい」など冊子作りのご相談は
電話連絡先:06-6753-9955 / 法人専用窓口:0120-264-233
(平日10:00~18:00)
またはお問合わせフォームからお気軽にお問合わせください。
印刷製本の専門スタッフがお答えしております。
冊子のジャンルから選ぶ
利用シーン、目的に合った冊子印刷の仕様を、価格例と合わせてご提案しています。
お見積り&ご注文でサイズや部数、製本方法などを変更してすぐに印刷価格がチェックできます。
製本方法から選ぶ
製本方法のメリットを活かした仕様、冊子のページ数や部数に合った仕様を格安でご提案しています。
対応サイズや用紙、印刷仕様、オプション加工、納期、価格例をご案内します。












