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PDFの塗り足し込みサイズと仕上がりサイズの見分け方【入稿前チェック】

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PDFの塗り足し込みサイズと仕上がりサイズの見分け方【入稿前チェック】

印刷用PDFのサイズを確認していると、「このページサイズは塗り足し込み? それとも仕上がりちょうど?」と迷うことがあります。ここを取り違えると、断裁後に紙の白フチが出たり、デザインが切れたりする原因になります。

この記事では、塗り足し込みサイズと仕上がりサイズの違いと見分け方を整理し、最後に入稿前チェックリストをまとめます。

塗り足し(裁ち落とし)と仕上がりサイズとは

まず用語を整理します。

  • 仕上がりサイズ(トリム): 断裁して完成したときの実際の寸法。A4なら210×297mmです。
  • 塗り足し(裁ち落とし): 仕上がり線の外側に、デザインを少しはみ出させておく余白のこと。一般に四方3mmです。

塗り足しが必要なのは、背景色や画像を紙の端まで印刷したいときです。断裁には1mm前後のわずかなズレがつきものなので、仕上がり線ちょうどまでしか絵柄がないと、ズレたときに紙の白いフチが出てしまいます。これを防ぐために、あらかじめ絵柄を仕上がりより外へ伸ばしておきます。

仕上がりサイズと塗り足しの範囲を示した図

塗り足し込みサイズの計算

四方に3mmの塗り足しを付けると、ページサイズは仕上がりサイズより天地・左右それぞれ6mm(片側3mm×2)大きくなります。

サイズ 仕上がりサイズ 塗り足し込みサイズ(四方3mm)
A4 210 × 297mm 216 × 303mm
A5 148 × 210mm 154 × 216mm
B5 182 × 257mm 188 × 263mm

つまり、PDFのページサイズがこの「塗り足し込みサイズ」になっていれば、塗り足しが入っている可能性が高いと判断できます。

見分け方のポイント

PDFのページサイズを確認したら、次のように見分けます。

  • ページサイズが仕上がり寸法ちょうど(例:210×297mm) → 塗り足しが含まれていない可能性があります。背景を端まで印刷する仕事では、塗り足し不足になっているかもしれません。
  • ページサイズが仕上がり+6mm(例:216×303mm) → 四方3mmの塗り足しが入っている可能性が高いです。しかし注意したいのは、塗り足し部分は基本的には断ち落とされて見えなくなるということです。塗り足し部分に文字やオブジェクトがないか、目でチェックしましょう。
  • さらに大きい/トンボが付いている → トンボ(トリムマーク)付きのデータです。トンボの内側どうしが仕上がりサイズになります。

ページサイズだけでは断定できないこともあるため、PDFを開いたら設定だけでなく1ページずつ目でも確認しましょう。

入稿前チェックリスト

最後に、PDFのサイズまわりで確認すべき項目をまとめます。

  • 仕上がりサイズは指定どおりか(例:A4=210×297mm)
  • 全ページのサイズが揃っているか(結合データは特に確認)
  • レターサイズなど意図しないサイズになっていないか
  • 背景を端まで印刷する仕事で、塗り足し(四方3mm目安)が入っているか
  • 塗り足し込みサイズが正しいか(A4なら216×303mm)
  • トンボの有無が指定どおりか
  • 表示単位(mm/インチ/ポイント)を取り違えていないか
  • データが等倍か(意図しない拡大縮小がかかっていないか)

まとめ

塗り足し込みサイズと仕上がりサイズの違いは、「ページサイズが仕上がりちょうどか、四方6mm大きいか」で見分けるのが基本です。判断に迷うときは、Acrobatの文書のプロパティやトンボで確認しましょう。塗り足しの有無を正しく把握しておけば、断裁後の白フチやデザイン切れといったトラブルを防げます。

サイズの確認手順そのものは「PDFの仕上がりサイズを入稿前に確認する方法【Acrobat】」、サイズ違いで起こる事故は「PDFのページサイズが違うとどうなる?入稿前の確認ポイント」で解説しています。

 

【関連記事】塗り足しの作り方 アプリケーションごとに解説

 


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