リバーシブル本の背表紙に使えそうな文字やフォント
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。
リバーシブル本を作りたい方のなかで、背表紙のタイトル文字(背文字)がリバーシブルにならないというお悩みがどれほどあるか分かりませんが、ひらがなとカタカナにリバーシブルな文字はないか探してみました。
リバーシブル本の背文字がリバーシブルにならない問題

綴じ方向が同じリバーシブル本は表1側と表4側の天地が逆になっています。背表紙のタイトル文字を表1側の向きに合わせた場合、表4側から見ると逆さまになります。

表4側から見ると背文字の向きが反対になる
【解決策】表1側から見ても、表4側から見ても読める文字を背文字に使う
この解消方法として「右綴じと左綴じのリバーシブル本にする」という方法がありますが(前回記事を参照)、ここでは綴じ方向が同じリバーシブル本の背文字について考えたいと思います。
背表紙のタイトル文字をリバーシブルにするためには、単純に180°回転させても読める文字であればいいのです。日本語にそうした文字がないか見ていきましょう。
なお、日本語には「ひらがな」「カタカナ」「漢字」がありますが、今回は「漢字」については取り上げていません。
五十音表から探す
それでは実際に形を見ながら、ひらがなとカタカナにリバーシブルな文字がないか探します。

上の五十音表を180°回転させたものが以下になります。この中にリバーシブルに読めそうな文字はあるでしょうか。

カタカナにいくつかリバーシブル文字が見つかりました。

カタカナの「エ」「キ」「ニ」「ミ」「リ」「ロ」をリバーシブル文字に見えるよう字形を整えました。これらを背文字として差し支えはないでしょう。

リバーシブル文字「エ」「キ」「ニ」「ミ」「リ」「ロ」
180度回転させても、読むことができます。

180度回転させた、リバーシブル文字「エ」「キ」「ニ」「ミ」「リ」「ロ」
意外なリバーシブル文字
文字(だけ)を使用してタイトルを考案すれば、背表紙もリバーシブルにすることができるでしょう。理想的なタイトル案としては回文になりますが、逆に読むと異なる言葉になるタイトルも面白いと思います。
ここでは具体的なタイトル案を考えることはしませんが、五十音表のなかにリバーシブルの観点からみて興味深い文字があるのを発見しました。

ひらがなの「と」が、カタカナの「ス」に似ているかもしれません。
角度をすこし調整します。

やはり「ス」に似ています。
ということで、もっと「ス」っぽい「と」がないか探してみると、いいフォントがありました。
![[娃娃体−简]の「と」](https://www.lowcost-print.com/wp-content/uploads/2026/06/10.jpg)
[娃娃体−简]の「と」
このような字形で背文字を作成すれば、一方から見れば「と」として読め、逆にすれば「ス」として読むことが可能になります。
たとえば、
| 『〇〇と〇〇』 『〇〇ス〇〇』 |
のような、ふた通りの読み方をひとつのタイトルで表すことができるのです。
リバーシブル本ならではの表現ではないでしょうか。ただし、タイトルに使用可能な文字がかなり限定されますので、タイトルを先に考えてから執筆に入られることをおすすめします。
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