入稿前に確認!背表紙データの注意点とチェックリスト【無線綴じ】
卒業アルバム以外の無線綴じなどは引き続き承っております。

背幅を計算し、表紙データも作り終えた——でも、最後の確認を飛ばすと、背表紙の文字がズレたり、デザインが背に食い込んだりといったトラブルにつながります。背表紙は製本のズレが目立ちやすい場所なので、入稿前の確認がとても重要です。
この記事では、背表紙データで特に間違えやすいポイントと、入稿前のチェックリストをまとめます。
目次
背表紙に文字を入れるときの注意
文字は背幅の中央に、フチから離して配置する
無線綴じの製本では、断裁や折りの工程で1〜2mm程度のズレが生じることがあります。背文字を背幅いっぱいに広げると、ズレたときに文字が表1や表4へ回り込んでしまいます。背文字は背幅の中央に置き、上下左右のフチから余白をとって配置しましょう。
背幅が細いときは無理に入れない
背幅が3mm前後より細い場合、背文字を入れても読みにくく、ズレも目立ちます。細い背幅では「背文字を入れない」という判断も選択肢です。どうしても入れたい場合は、次項の工夫が必要になります。
背幅が細い場合の文字サイズと向き
- 文字サイズ: 背幅に対して文字が大きすぎると、わずかなズレで切れて見えます。背幅から左右の余白を引いた範囲に確実に収まるサイズにします。フォントは細すぎず、つぶれにくい書体が安全です。
- 文字の向き: 日本語の縦書き背表紙は、一般に「天(上)から地(下)」へ向かって読む向きで配置します。書店の棚に差したときの見え方を基準にすると迷いません。和文・欧文が混在する場合は、向きが混ざらないよう統一します。
表1・表4・背表紙を一体で作るときの注意
無線綴じの表紙は、表4・背・表1をつなげた1枚の見開きデータとして作ります。一体データならではの注意点があります。
- 背の折り位置でデザインが破綻しないようにする: 背の左右が折り位置になります。重要な絵柄やロゴが折り位置にかからないよう配置します。途切れてもあまり気にならない抽象的な背景なら違和感なく仕上がります。

- 背の回り込みを意識する: 表1の絵柄をそのまま背まで伸ばす場合、製本のズレで色の境目がずれて見えることがあります。背と表紙で色がはっきり分かれるデザインは、境目をあえて少し背側に逃がすと安全です。

- 背幅を最新の数値にする: ページ数が確定したあとの背幅で作っているか、必ず確認します。
入稿前チェックリスト
入稿前に、次の項目を一つずつ確認しましょう。
- 背幅は、最終的なページ数と実際に使う用紙で再計算したか
- 背文字が背幅の中におさまり、フチから余白がとれているか
- 背文字の向き(天地)が正しいか
- 表4・背・表1の並び順は綴じ方向と合っているか(左綴じは左から表4→背→表1、右綴じは左から表1→背→表4)
- 四方に塗り足し(3mm目安)が付いているか
- 重要な要素が背の折り位置にかかっていないか
背表紙データ作成に迷ったら…
背幅の数値や塗り足しの量、データ形式の指定は、印刷会社や製本方式によって細かく異なります。イシダ印刷の無線綴じ冊子については、背表紙 入稿データ作成方法でWordやIllustratorを使った具体的な作成手順をご案内しています。少しでも不安な点があれば、入稿前にお気軽にお問い合わせください。作り直しを防ぐいちばんの近道です。
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