印刷の入稿データはPDFが一番オススメ
目次
印刷に最適なデータ形式のトレンド「PDF」
PDFは「Portable Document Format」の略で、データを紙に印刷したときの状態を、そのままモニターで確認できるファイル形式です。アプリケーションやフォントがパソコンにインストールされていなくても、PDFを表示できる環境であれば、原稿を作成した時と同じように見ることができます。
数年前まで、印刷データはIllustrator(.ai)形式や、InDesign(.indd)形式で入稿するのが主流でしたが、高品質で扱いやすいPDFに置き換わりつつあります。
イシダ印刷では、PDF入稿するだけで10%割引が適用されますのでPDF入稿を推奨しております。
PDF作成のポイントその1: 解像度に注意
紙の印刷をする際に、最も気をつけたいのは解像度です。
- 印刷会社に入稿するデータの解像度は300dpi~350dpi
※モノクロ印刷はグレースケール=解像度600dpi、モノクロ2階調=解像度1200dpi
IllustratorやInDesignはPDF/X-1aやPDF/X-4、あるいは高品質印刷など、印刷物に適した形式を選んで高解像度で書き出します。
Wordはデフォルトで書き出すと低解像度になっている場合があるので、設定を確認しましょう。
下記の記事もご参考ください。
PDF作成のポイントその2: 色に注意
印刷のカラーモードはCMYKです。色の三原色「C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)」にK(キープレート、黒)を足した4色のインクで文字や写真を紙面に再現しています。
しかし、PowerPointやWordなどのオフィス系ソフトは基本的にRGBで書き出されるので注意が必要です。RGBとは光の三原色の「赤、緑、青」で色を表現する方式のことで、蛍光色に近い鮮やかな色を表現できます。
RGBのPDFで入稿したデータは、印刷会社でCMYKに変換してから印刷されます。
元の原稿で鮮やかな色味を使っていると、RGBに変換することでくすんだように感じることがあります。
PDF変換のトラブル関連
下記記事もご参考ください。
写真やイラスト、ロゴカラーなど色表現にこだわりたい印刷は、画像編集ソフトなどであらかじめCMYKで作成した画像をPowerPointやWordに挿入しましょう。試し刷りサービスを利用して、本印刷前に仕上がりをチェックすることもできます。
PDF作成のポイントその3:トンボはつけない
トンボの付け方は印刷所によって違いますが、イシダ印刷の場合はトンボが必要ありません。トンボをつけると再入稿になってしまうので、ご注意ください。
トンボは面付けの際に印刷所スタッフがつけています。
WordやPowerPoint、Photoshopには自動でトンボを付ける機能はないので、そのまま印刷サイズでPDF変換してください。
IllustratorやInDesignはトンボを付ける機能がありますが、必ず外して仕上がりサイズでPDFに変換しましょう。
PDF作成のポイントその4:断ち切りデザインには塗り足しをつける
紙の端まで画像や背景、罫線をレイアウトする、いわゆる断ち切りのデザインは端まで綺麗に印刷するため「四方3mmの塗り足し」を作ります。
端までオブジェクトのあるデザインを仕上がりサイズぴったりにレイアウトして印刷すると、製本時の裁断でわずかなズレが生じて、コンマ数ミリの白が出てしまう可能性があります。これを予防するのが塗り足しです。
参考:A4サイズの原稿データの場合
- A4=210mm×297mmの上下左右に3mmの余白をつけて、216mm×303mmでデータを作成します。
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