Adobe photoshopはAdobe社の画像編集ソフトで、Illustratorと共にデザイン業界で最も活躍しているソフトです。

画像調整機能

photoshopは基本的にレイアウトソフトではなく、画像の色調補正や修正、合成などを行うのに適したソフトです。最新版のPhotoshop CCでは画像補正の機能が強化され、人の表情を変えたり、皮膚をなめらかにしたり、簡単な操作でかなり高度な画像修正が出来ます。広告でモデルの肌荒れを綺麗にしたり、鼻筋をまっすぐにしたり、目の充血を取ったりする「修正」の作業はほとんどphotoshopで行われています。

絵を描くソフト

photoshopは画像そのものの色を変えたり、ゼロから描いたりするソフトです。ブラシツールや塗りつぶしツール、グラデーション、3D効果、フィルター加工など、Illustratorよりも繊細な絵作りをする機能が充実しているので、絵を描くソフトとして使っている方も多いでしょう。

Illustratorでの作業は切り絵やコラージュに似ていて、photoshopは油絵や水彩画などに似ていると言えます。

レイアウトもできる

基本的に画像修正に使われるソフトですが、Illustratorと同じく文字ツールや図形ツールもあるので、photohopだけでレイアウトまで完成させることもできます。ただ、文字編集の細かい機能が使いづらいので、論文集や小説などの文字中心の冊子はIllustratorやIndesignで作業した方がスムーズです。しかし、photoshopしかないという場合はphotoshopで作っても問題ありません。

写真集やアルバムなど、写真が中心の冊子はphotoshopだけで作った方がスムーズな場合もあります。

photoshop elements

photoshopは有料ソフトですが、デジタルカメラやペンタプなどを購入した際に、おまけでPhotoshop elementsというソフトが同梱されている場合があります。買った時はすっかり忘れていたけれどパソコンにインストールされていた、ということが多々ありますので、アプリケーションから探してみましょう。elementsはphotoshopの機能をコンパクトにしたものですが、基本的画像調整やレイアウトは問題なく出来ます。本格的な機能を一番手軽に使える方法といえるでしょう。