パワーポイントをPDF変換して入稿する時は色とサイズに注意!【冊子印刷】
目次
プレゼン資料をネット印刷を使って美しく印象的な冊子に
プレゼンやセミナー、講習会では必須ともいえる資料。
しっかり作りこんで気合の入った資料は当日プロジェクターで披露するだけでなく、きれいに印刷された冊子にして参加者に配布すれば、より印象に残るプレゼンテーションとなるはずです。
後から細かなところを見返すこともできますし、後日の申し込みや商談のきっかけにもなるでしょう。
印刷会社で美しく製本された冊子に印刷すれば、資料の価値はより高まります。ネット印刷を利用すれば、サイズや用紙、綴じ方など幅広い選択肢の中からイメージに合った資料印刷を安く、早く、きれいに仕上げられます。
例えば、オンデマンド印刷なら少部数を一冊からリーズナブルに注文できます。
ページ数が少ない資料は、中綴じでコンパクトに軽く仕上げることもできますし、数百ページになる厚い資料はしっかりした無線綴じで製本すれば丈夫で本格的な冊子になります。
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PowerPointはPDFに変換して入稿する
資料作成のソフトはPowerPoint(パワーポイント)がよく使われています。
PowerPointのデータはPDFに変換すれば、そのままネット印刷に入稿できる印刷用のデータになります。
しかし、PowerPointは基本的にプレゼンテーションソフトで、冊子を作成・印刷するために最適化されていません。そのためPowerPointで作成したデータをPDF変換して入稿する際、「印刷したらイメージと違っている」といったことにならないための注意点があります。
ポイントは色(カラーモード)とサイズです。
【カラーモード】PowerPointはPGB、印刷はCMYK 画面よりややくすんだ印象に
PowerPointのデータは、カラーモードがRGBで作成されます。
RGBとは光の三原色の「赤、緑、青」で色を表現する方式のことで、テレビやパソコン、スマートフォンなどのデジタル機器の画面表示は全てRGBです。
対して、印刷のカラーモードはCMYKです。
色の三原色「C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)」にK(キープレート、黒)を足した4色のインクで文字や写真を紙面に再現しています。
PDFに変換して入稿したデータは、印刷会社でCMYKに変換してから印刷されます。
CMYKはRGBに比べて表現できる色数が少ないため、蛍光色に近いピンクや水色、鮮やかな黄緑やオレンジなどは、ややくすんだように感じる色味、印刷になります。
写真やイラスト、ロゴカラーなど色表現にこだわりたい印刷は、画像編集ソフトなどであらかじめCMYKで作成した画像をPowerPointに挿入しましょう。試し刷りサービスを利用して、本印刷前に仕上がりをチェックすることもできます。
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【サイズ】ドキュメントサイズを印刷サイズと同じに設定する
PowerPointはサイズの基本設定が、プロジェクターやパソコンの画面に合わせた比率になっています。
入稿データにするときは、必ず印刷サイズと同じ設定にしましょう。
PowerPoint サイズ設定の変更方法
①「ファイル」から「ページ設定」を開く
②ページ設定を入力する
例えば、A4横サイズで印刷するなら「幅29.7cm、高さ21cm」に設定します。
紙の端まで写真や罫線などオブジェクトがレイアウトされている断ち切り、フチなしのデザインは、上下左右に3mmの塗り足しをつけたサイズ(幅+6mm、高さ+6mm)に設定します。
A4横サイズなら塗り足し付きのサイズ設定は「幅30.3cm、高さ21.6cm」です。
③コンテンツのサイズを拡大/縮小する
サイズを変えると、「コンテンツのサイズを拡大/縮小しますか?」というダイアログが出ます。
これは、ページサイズの変更に合わせて、レイアウトも自動で拡大・縮小してくれる便利な機能です。元の比率と大きく変わらないかぎり、ここで拡大/縮小して一括で変換してしまった方が楽でしょう。
ページの比率が変わるとレイアウトも多少崩れてしまい、文字や罫線がうまく繋がらない部分も出てきます。一括でサイズを変換したら、そのまま入稿するのではなく、必ず細かい部分をチェックしてレイアウトを調整してください。
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